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小難しい話
最近バイトの話ばっかなんで他の話題でもUPしよう.

まぁバイトでは極限的に人が少なくて(本日のバイトはサブリーダーとMeの二人),その上サブリーダーのテンポの遅さにイライライライライライライラ・・・・したりと話題は尽きないんだけどね.



「研究の話」

最近ようやく研究完成のメドがついたんで自分の研究を振り返る.
研究内容は「振動円柱まわりの流れの解析」

一言で言うと・・・

①たのしい.  てかすげぇ?
②むずかしい

あれ?2言だけどまいっか.

①たのしい
この研究(てか差分法の流体解析のほとんど)は,主に「ナビエ・ストークス方程式」と「連続の式」を連立させて解く.超簡単にいうと「(Z=X+Y)って式と(X+A=0)って式をパソコンに解かせる」的な感じ. まぁ式は超複雑で未知数も大量にあるから,式を捏ね繰り回すんだけど.とにかくパソコンにやらせる計算は「四則演算+α」のみ.


で,どんなことがわかるかっちゅうと・・・



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                 <クリックで拡大>
こんな結果がでるんですよ.

すごくねぇ? 完全にプログラムだけだよ? だから言語はCでもJAVAでもBASICでも計算できるし,特別なソフトも使ってないんだよ? まずボクは方程式を解くことで流れをここまでシミュレートできることにびびったね.「こんな綺麗な流れが四則演算+αだけでできるなんてびっくり!」みたいな.まぁ四則演算だけっつっても自分で計算したら100万年はかかりますけどね・・・


②難しい
これはねぇ・・・どうしようもない. まずNS(ナビエストークス)方程式だとかを理解するのは時間さえかければ簡単なんだけど,全体的にアレ. 「そして参考書がものっ凄くアレ!ほら教科書だ参考書だっていうのは最初のあたりは「プススーっ」て笑っちゃうほど簡単な内容じゃん? 下手したら「この教科はこんなに楽しくて実用的だよ」とかいう説明だったりして.

参考書1~2ページ目


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第1章 非圧縮性流れの基礎方程式
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1.1 保存則

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保存則を表す式を導くには,流れの領域内に閉曲面で囲まれた領域を考え,その領域内での物理量Aの収支を勘定する.すなわち,その領域内でのAの時間変化∂A/∂tは,境界面を通しての物理量の出入りQsおよびその領域内での物理量の生成Qvの和に等しい.したがって一般に,
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という形になる.式(1.1)は空間全体としての表現であり,微分表示と呼ばれる.一方,式(1.1)をもとに微積分の公式を使い微分方程式,すなわち局所的な表現に直すことが良く行われる.これを微分表示という.

図に示すように流れの中に,空間に固定した閉曲面Sをとり,Sで囲まれた領域Vで質量保存を考える.表面S上の微小な面積要素dSを通して,単位時間に流入する質量は-ρvndSで与えられる.ここでρは流体密度,vnはdSの外向き法線ベクトルをnとしたとき,流速vのn方向成分,すなわちv・nである.したがって,全表面Sを通して流入する質量は単位時間に,
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となる.これはガウスの定理を用いて解いている.また慣例に従い,同じ添字が二度出てきたときは,その添字について1~3までの和を取るものと約束する(以後同じ).今領域内で質量の生成・消滅(わき出し・吸い込み)がなければ,これが単位時間当たりの質量の増加,
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に等しいはずである.式(1.2)(1.3)より,
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または,
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が得られる.Vは任意に取ってので,上式が成り立つためには被積分関数が0,すなわち,
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が得られる.これは連続体の質量保存を表す式で連続の式とよばれる.



ちょまーーーー!!!!!!

え?ちょっと待って.  これが1~2ページ目? まぁ文は誰も読んでないだろうけど「ガウスの定理って当然知ってるよね?」ぐらいのこのテンションの高さはなに? ふつう連続の式って言ったら「非圧縮流れでは AV=一定」でしょ!   こんなのバイトの始めての飲み会でX歌っちゃうぐらいのアレさだよ?   ぁ・・・ 自分にぴったりじゃん?  よかツタ.よかツタ.   てなわけでこのハイテンション参考書を元に研究したわけで,もぅ疲れまチた.(でも内容は詳しくて使える参考書ではある.ってかNS方程式を差分化するにはこのペースで行かないと辞書の厚さになっちゃうからある意味しょうがない)

ちなみにこの参考書215ページで¥16.000ナリ~  高っ!




さぁいよいよ最後のまとめだ.がんばるぞい.






その前に休日だしカラオケ行こ~っと.


SHIDAXに.





駄文)   ソングParkのバイトは粘性流れ(渦あり流れ)に似ている


●まずほとんどの粒子(バイト)は流入したあと,すぐに流出していく.
●ただしまれに物体後方に渦となり長期存在し,還流する粒子もある.
●そして物体表面通りすぎる際,長い経路(長いバイト時間)を経由した粒子でも,短い経路の粒子とほぼ同じ時間で(短い給料支払い時間)流出していく.=(ベルヌーイの定理)
by lair-lair | 2006-03-03 08:41 | 今日の報告
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